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清和の折、皆様にはお健やかにお過ごしのことと存じます。今年も春の訪れと美しい桜に包まれながら新年度を迎えることができました。
特別養護老人ホーム及び地域密着型の認知症デイサービスは令和4年度を無事に運営することができました。ひとえに地域の皆様方をはじめ関係機関・利用者ご家族の深いご理解と、温かいご支援の賜物であると、深く感謝申し上げます。
昨年度も新型コロナウイルス感染症という脅威が継続し、皆様の生活様式に大きな影響が続いた一年となりました。引き続き皆様方には多くのご迷惑をおかけいたしましたが、本年2月より対面面会を再開させていただき、皆様のはじけるような笑顔を拝見することでホッと胸をなでおろしています。春の家族会で皆様にお会いできることを楽しみにしております。
一方で3月30日に特養にて新型コロナウイルス陽性者が出て以降、大規模な集団感染に至ってしまいました。一致団結した対応を重ね現在は終息へ向かっていますが入院される方も多く、皆様へ大きなご心配・ご不便をおかけし大変申し訳ございませんでした。
昨年の事業計画冒頭で『「新しい日常」「ウィズコロナの生活様式」を基本に「皆様のために今出来ること」を考え実行いたします』という挨拶をさせていただきました。振り返ってみると「皆様のために今出来ること」をすることに必死だったと記憶しています。様々な出来事のある中で、その地点でベストを尽くして参りましたが、それらが点と点で終わっていたこともありました。今年度はその点と点を線として繋げ、軸のずれない弛まない支援を目指してまいります。なお、「看取り介護(ターミナルケア)体制」を嘱託医「さつきクリニック」所属医師の協力を得て整えることができました。昨年度内で数名のお看取りをさせていただきました。今後も施設内お看取りご希望をされる方にICT技術を駆使した看取り介護を実施いたします。
ひかり苑は本年で開設26年目を過ぎました。引き続き建物等の老朽化による改修を計画的に実施してまいります。昨年度、南山前施設長の悲願であった残り4室の居室リフォームを予定しておりましたが、コロナ禍の影響強く実施できませんでした。こちらは今後予定している大規模な改修工事の際に実施いたします。人材不足も昨年より深刻化しており、燃料費や光熱費・物価高の継続など、今以上に厳しい施設運営を強いられることに変わりはございませんが、健全な施設運営を目指し邁進してまいります。
ひかり苑は引き続き「親切・丁寧・誠実」をモットーとし、ご利用者が一人ひとり楽しく笑顔で尊厳ある生き方が出来るように、職員一同、誠心誠意取り組んでまいりますので、何卒今年度もご支援ご協力を頂きますよう、よろしくお願い致します。
令和5年4月吉日 ひかり苑 施設長 河野 雄太